3章-4-4<セクション3~②カテゴリごとの具体的な接し方>
2. 都度一斉招集開催
- 開催頻度:必要と判断した都度
- 開催時期:必要と判断した時期
- 開催目的:都度設定
- 招集対象:都度招集サプライヤを設定
- 開催内容:都度決定
これは、バイヤー企業として大きな難局に直面した場合に、都度協力を要請したいサプライヤを招集しておこないます。開催の発端となるテーマが重要です。ポイントはバイヤー企業側だけでなく、サプライヤにとっても重要であることを、いかに説得力を持って伝えられるかどうか。そして難局を乗り越えるための具体的な成果が得られるかどうかです。もう一つ、事業運営に影響のある外部要因への対処方法の共有と周知といった形でも開催できます。具体的には、次のようなケースを想定しています。
(1) 増産・減産にともなう協力要請
(2) 方針・戦略の大幅な変更
(3) 大きな影響のある法規制の導入・変更
都度開催の場合のポイントは、開催目的を絞り込み、明確化して、ゴールも明確に提示することです。定期的な開催でないために、よりサプライヤを集めることに価値を持たせることが重要になります。