サプライヤトラブル対処法2
●トラブル発生時の初動
【事例】
当社は調達部門だけではなく、品質保証や技術、生産管理、物流部門までが仕組み的にサプライヤと直接コミュニケーション可能です。というか、そうしないと仕事が前に進みません。そんな状態の元、何かトラブルが発生する、それも影響が大きなトラブルが発生すると、各部門が各部門なりのルートで情報収集を行って社内へ展開します。結果的に、トラブル発生直後は、様々な部門が玉石混淆な情報発信をおこなってしまい、情報の精度、重要度、時系列といった部分がメチャクチャになって社内が混乱してしまいます。サプライヤのトラブルであるはずなのに、社内混乱の終息に苦労する状況です。
【対応策】
まさにサプライヤのトラブルによる影響がおよび、社内が混乱している状況ですね。こうなると、サプライヤからの納入を正常化させる調達・購買部門の責任を発揮するため諸施策を講じようとしても、起こっている事態の掌握に手間取って、対応が後手に回り、結果的に効果的な初動ができずに、トラブルの終息に時間を要する事態に陥ってしまいます。
こんなときは、まず調達・購買部門として、バイヤとして、自分、自部門を守るために「火中の栗」に手をさしのべます。適切な手の差し伸べ方は「情報管理の一元化」方法を社内に周知します。