いつも重要ではない雑用を振られるので何のために働いているのかよく分からない
お悩み:いつも重要ではない雑用を振られるので何のために働いているのかよく分からない
お答え:雑用なんで思わずに一生懸命やってみましょう。
かつて勤務していた2つの会社。大きく違うのはオフィスの掃除でした。最初に勤務した日系企業では毎週金曜日の朝、15分から20分ほどを費やして掃除を行っていました。床は掃除機で、机の上と電話は拭きそうじ、ゴミ集めが毎回のルーティンワークでした。でも取引先の話を聞いたり、別の会社に転職したりしてわかったのは、自分たちで掃除をするのは一般的ではなかったこと。専門の業者さんにお願いしている例が多く、外部からはずいぶんと奇異に映ったと聞かされました。
社員と外部委託したときのコストを比較すれば、外部業者にメリットがあるでしょう。「よく掃除なんかできますね」といったサプライヤ営業パーソンからのコメントもありました。でも2つ言えるのは、掃除した後は気持ちよかったこと、そして完了すること。この2点だけでも、掃除を自分たちで週一回行う意義はあると感じていました。日常業で、すぐに完了して壮快感を得られる仕事ってなかったですからね。外部委託するよりも高いコストを費やして得られる壮快感なんて、ぜいたくな時間だなとすら感じていました。
あなたが振られているのはどんな雑用なのでしょうか。でも雑用だから終わりますよ。最近の例では、終わりなき半導体納期フォローとは訳が違います。一刻も早く終わらせるためにはどんな工夫が必要か?といったシンプルな問題に取り組めます。これから将来会社でも家庭でも、責任ある仕事を任される、あるいは自分で率先して取り組むときが来ます。実は、責任ある仕事をするために、雑用を他人に振れるって、一部の大企業だけです。そういった環境はどんどん少なくなっていくでしょう。また雑用と呼ばれる仕事ほど、指示方法で完成の品質が決まったり、費やす時間が少なくなったります。今の厳しい状況は、これからの長い人生であなたの役立つ教訓やノウハウをもたらしてくれるはずです。雑用も完了しないと仕事は終わらないのです。