帰ってきた池田史子の参謀日記70
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
7年前に、坂口さんの仕事で、はじめて一緒にテレビの収録に立ち会いました。画面で見たことのある芸能人にたくさん会いました。その後も、本人はいろいろな番組に出ているのですが、ほとんど告知していません。たとえば、このメルマガで告知することもありませんし、本人と話しても「こういう番組に出ています」と聞いた人はほとんどいないと思います。
この前、聞いたのですが、コンサルティング先で「先日、木曜日に病院の待合室にいたら、日テレ『スッキリ』に坂口さんが出演していてビックリした」といわれたそうです。「なぜ早く教えてくれなかったのか」と。しかし本人からすると、本業ではないし、それを自慢するほうが馬鹿のように見える、とのことでした。
ところで、本人は「俺のことなんて、誰も見てないからなあ」が口癖です。たとえば、アマゾンやSNSには、いろいろな批判が書かれていますが、本人はほとんど返信をしません。「俺のことなんて、誰も見てないからなあ。だから、反論するほどでもないよ。むしろ、注目してくれて、ありがとう、という感じ」といいます。
さらにセミナーのアンケートも、私や他のスタッフは見ますが、本人は見ません。それにしても、アンケートよりも、本人の自己反省のほうがはるかに激しくて「セミナーでの、あの余談は、もっとコンパクトにできたはずだ。どう思う」と訊かれます。
いや、それこそ、「アナタのことなんて、そこまで細かく見てないからなあ」という感じなので、優しく、そう伝えました。そうすると、本人は「そうか。たしかに、そうだよなあ」と落ち込んでいました。
男性って、めんどうくさいですよね……。