帰ってきた池田史子の参謀日記45
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
私には、「冊子を発注する」という仕事があります。
先日、どうしても急に増刷が必要になりました。ただし、その分の費用を事前に払わないと、発送できませんと言われました。
時間が取れなくて、お金を支払いに行けず困っていました。過去に何回かこのようなことがあり、その時も、交渉してみるものの、発送後のお支払いは駄目、ということで追加分の料金を支払いに足を運んでいました。
今回、坂口さんに「追加する場合は、やはり事前にお金を支払わないと難しいと思います。でも坂口さんが言ったら、もしかしたら大丈夫かもしれません。」と伝えたところ、すぐに坂口さんが、電話してくれました。
10分もしないうちに坂口さんから連絡があり、「振込にしてもらえたよ。今度こういうことがあったら証明できるように、そのFAXをメール添付で送ります。」と。
私が何年かに渡って、何度もお願いしてもできなかったことを、10分で解決してしまい、驚きました。
後日、どのように交渉したのですか?と聞いてみたところ……。
まず始めに、「いつも、こちらの要望に答えてくださり、本当にお世話になっております。ありがとうございます。」と伝えたそうです。
振り返ってみると、私にはまずその一言が抜けていました。なるほど、と納得した出来事でした。
日頃皆さんの交渉に少しでも役に立てば、と書いてみたのですが……。実際できていないのは、恥ずかしながら私だけかもしれません。