帰ってきた池田史子の参謀日記8

いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。

波乱の一月でした。

ここ数年で一番の肌荒れを起こし、坂口さんからも、「肌荒れしているよ」と何回も指摘されました。たいてい本人が気にするほど、他人は気にならないものですが、他人も気になるほど、荒れていたのです。しばらく人に会いたくない、と思うほどでした。

体調も崩しました。体が鉛のように重く、布団から起き上がれないのです。熱も上がりました。

実はこのところ、仕事がまったく上手くいっていませんでした。坂口さんから追い詰められてばかりで、私も謝ったり、落ち込んだりの日々でした。こういう状態は、抜け出そうと思ってもなかなか簡単には抜け出せません。

そんな中、私がまた仕事でミスをしました。すると坂口さんから「これについては重く受け止めてください。」とメールがきました。私はこの言葉が最後のトドメのように感じ、「それでは、クビにしていただいて結構です。」と返信しました。

そのとき、ふっと肩の荷が軽くなりました。これでもう苦しまなくていいんだと。でも次の瞬間、あれ、こんなことで辞めていいのか?寂しくも感じました。今まで自分なりに努力してきたことが、こんなことで終わってしまって本当に正しい結論なんだろうか……。丸一日、悶々とした時間を過ごしました。

そして、オフィスへ行く当日の朝、私はどうしたら良いのか分からず、坂口さんにメールをしました。「今日は予定通りで宜しいですか?」と聞いたところ、「あ、もちろん。よろしく」と返信がきました。

私、出社していいんだ。とにかく自分が納得できるまで仕事を頑張ろうと思い職場へ向かいました。

ただどうしても、坂口さんへ言いたいことがありました。面と向かっては言えず、悩んだ末に、メールをしました。

「必要とされている感じが全くしなくて、使われている感じしかしないのが本当に辛いです。(以下省略)」

それに対して、「寝てないせいだろうね。」という坂口さんからの返信。寝不足はやはり、よくないですね。妙に納得しました。これからは、坂口さんからのそっけないメールも、冷たい指示も、自分で優しい言葉に変換し、坂口さん、また寝てないんだな、大丈夫かな、と思うようにしようと決意しました。

また、私が辛いです、と訴えて以降、坂口さんからのメールが優しくなったのは言うまでもありません。この状態が一日も長く続きますように祈っています。

一月いっぱいで参謀日記も最後になるところでした。みなさん、これからもよろしくお願いします。引き続き頑張ります。

また最後になりますが、今回の件で相談に乗ってくださった牧野先生、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。先生も同じような気持ちになったことがあり、体験談に私も涙を流しました。

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