6章3-10<セクション2~CSR調達の実践>

6.継続的改善

監査のあと、両社で監査結果をいかに改善していくか、あるいはよりよくしていくかをスケジューリングします。半期、あるいは年度ごとに進捗具合を確認し、両社でレビューを実施します。

どのような企業であっても、CSRへの取り組み、CSR調達が重要であり、今後重要性が増してゆきます。これまで述べたような前提にたってCSR調達を考えるとき、いま必要なのはバイヤー企業/サプライヤ双方のCSR調達に対する意識の向上です。

普段の取引で生じる利益だけではなく、その過程においても社会的な責任をまっとうし、かかわるすべてのひとたちの精神的・物的な生活レベルを向上させていく――。これは言うは易くおこなうは難しき内容です。

しかもひたとび間違ってしまったら、各方面(消費者、メディア。サプライヤ、ステークホルダー)からの非難もうけます。そこで、章末のコラムでは、CSRに関連し企業が非難を受けた事件例をとりあげます。

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