3-(3)-1 ERP<基礎知識>
ERPとはEnterprise Resource Planningの略で、企業の経営資源を一元で統括する統合基幹業務システムのことです。
これまで部門毎に管理していた情報を、一つのシステムで統合管理してしまうことにより、一層の効率向上を実現します。営業部門の受注から、生産工程の計画、調達・購買の発注・検収・支払い、などといったプロセスを一つのシステム内で管理し、部分最適から全体最適の実現を目指すものです。
ERPパッケージには有名なソフト・ベンダーが存在し、多くの企業では既に導入しています。ただし、ERPパッケージの導入によって、逆に業務が煩雑化してしまったという例もあります。
ERPパッケージによって業務を効率化させるためには、何よりも事前準備と、業務プロセスの整理が必要となります。