3-(2)-3 BPO「BPOの発展」
とはいえ、BPO対象とできる領域は多いはずですし、最近は各サービスも充実してきています。調達・購買代行を請け負う企業もどんどん増えてきています。
同時に、日本においてもバイヤー業務をプロフェッショナル化しようとする動きもでてきました。企業は、内部のバイヤーを育成するか、あるいは調達業務を外部のプロに委託しようとするはずです。
間接業務を外部委託してゆくという方向性は今後も変わることはないでしょう。調達・購買業務も、今後はどんどんプロセス整理がなされ、外部に委託したほうが効率的なところと、自社内で戦略的にオペレーションするところが区別されてゆきます。
各バイヤーにおいては、今後は自分のライバルは自部門の中にだけいるのではなく、世界に存在するということを認識しなければなりません。ルーチンワークばかりやっている人の業務は当然BPO対象となります。
各バイヤーが自分の業務にいかに付加価値を持たせてゆくか。これは、これまで以上に意識せねばならないことです。
BPOの発展とは、各バイヤーの存在価値を問われることでもあるのです。