5章3-3<セクション2~①グローバル展開に伴う調達部門の役割>

グローバル調達の実践

グローバル調達は、次の三つで構成されます。

(1) 海外調達

購入する国と異なる国のサプライヤから購入します。従来、日本の調達部門がおこなってきたグローバル化の最初の取り組みです

(2) 現地調達

購入する国と、同じ国のサプライヤから購入します。日本の調達・購買部門が日本のサプライヤから買うのでなく、進出先での購入を指します

(3) 購入品の拠点間相互融通

日本国内と、海外進出先の双方で調達・購買活動をおこない、相互に購入品を融通します。海外進出先でも独自に調達・購買活動をおこなって実現されます

 

これら三つの取り組みによって、グローバル調達が実現されます。どの取り組みを、どのような組み合わせでおこなうのかは、前述の販売市場や自社の拠点の状況によって企業としてのグローバル展開方法が異なります。自社の状況を正しく掌握して、全社の経営方針の方向性に合致したグローバル調達の姿を決定します。

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