3章-5-4<セクション4~③サプライヤマネジメントで最低限必要となる決算書の読み方>
・損益計算書とは何なのか
次に損益計算書です。貸借対照表は、集めたお金と、その使い道だといいました。損益計算書は、その過程でおこなう、モノを販売したり、外注にお金を払ったり、あるいは利息を支払ったり、といった活動の収支計算書のことです。
「5個の利益、4個の費用、3個の収益が存在する」と書いています。収益とは会社に入ってくるお金を分類したものです。そして、費用はその収益をうける際にかかったお金(コスト)。利益は、収益から費用を差し引いたものです。
とくに収益を利益の意味で使用するひとがいますから注意したいものですね。ここでは、図の通りではあるものの、いわゆるモノづくりに必要な費用を差し引いたのが「売上総利益」=粗利益で、販売費及び一般管理費をも差し引いたものが「営業利益」とくらいは覚えておきましょう。