4章-17 モチベーションゼロの仕事術

2.ノートを使う

悩みや表現できない哀しみに襲われた際は、ノートを利用する。これは森田療法でも使われているように、その悩みや哀しみなどの思考を見える化する方法だ。もちろん、ほんとうの精神疾患であれば別次元の話だ。ただ、日ごろのネガティブな感情は、ノートに記すことで解消を目指す。

私がいつも利用しているのはA4のノートで、そこに悩みや哀しみを書きだす。自分の心から、利き手とペンを伝わって、悩みがノートに移動するイメージだ。とにかく書いてしまえば、悩みはおさまると考える。実際には、ノートに書いただけで完全に悩みが消えることはない。ただ、ノートに悩みを押し付けるのだ。

ひとは、20年前の死別以外の悩みや哀しみをほとんど覚えていない。それであれば、すぐに意識を20年後や30年後に移動させるべきだ。ひとは目の前のことほど大きく見える。現実にぶつかっている問題は、いつだって大問題で、心を蝕む。ただし、そんな悩みや哀しみでも、しばらくすれば笑えるようになる。

ノートに書きだして、その一覧を眺める。そうすると、自分が漠然と悩んでいることが、書きだすことによって見える化できる。

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