5-4サプライヤー評価結果の活用方法 ~発注方針への展開方法~

サプライヤーの評価結果は、調達購買部門における発注方針の基礎資料です。評価結果からサプライヤーの特性を理解し、得意分野を活用する発注方針を立案します。

☆評価結果は数値化する

評価した結果は、数値化します。具体的には次のように行います。

5-3の一覧表にある質問への回答を3つの選択肢にします。3つの選択肢は次のとおりです。

①すべてできている(配点10)

②一部が不足しているが、だいたいできている(配点6)

③多くが不足しており、できていない(配点1)

5-3で示した評価項目のサンプルには、5つの大項目がありました。それぞれの大項目の合計点数によって、個々のサプライヤーの傾向を捉え、サプライヤーの特性を理解します。

☆バイヤー企業の発注方針に合致したサプライヤーを選択する

数値評価したら、発注品目が類似するサプライヤーの結果を、レーダーチャートで表示します。具体的な例は次のページを参考にしてみてください。

☆サプライヤー評価は定期的に実施

サプライヤー評価は定期的に行います。発注する際やなんらかの方針を決めるとき評価結果を確認します。重要な意志決定の前は、最新評価結果を元にした意志決定を行います。(牧野直哉)

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