Q&A(坂口孝則)
これまで溜まったご質問をまとめて回答します。やや簡潔な回答になっていることご容赦ください。
【Q.1】
(前略)1社独占の企業から見積明細をとるためにはどうすればよいのでしょうか。なかなかゆうことを聞いてくれず困っています。(後略)
【A】
うむ……。申し訳ございません。曖昧なご質問ですね……。答えも曖昧になります。「見積フォーマットを作成して記載してもらいましょう」(坂口孝則)。
【Q.2】
(前略)今年は坂口さんの書籍が少ない気がします。よろしければ執筆中の本を教えて下さい。(後略)
【A】
ほんとうですよね。書いている……といレベルではありませんが、これ以降の予定を述べておきますと、1冊は新書を書きなおして文庫本にします。2冊めは、すでに書き終わっていますが、なかなか本になりません。出版社の都合で遅延しています。内容は資料作成を異常なほどスピードアップするものです。3冊めは調達・購買の本ですが、まだ道半ばです。今年は本業に力を入れていて、書く時間が少ないかもしれません(坂口孝則)。
【Q.3】
(前略)朝起きたくないときに、起きれる方法ってありますか。仕事をする以前の話で、どうしても私は月曜日になると会社にいきたくないなあって思うんですが、なにかよい方法があれば知りたいです。(後略)
【A】
起きねばならない用事をつくることです。以前、早起きの達人として書籍を出しているひとにインタビューしましたが、それが一番の方法だそうです。考えてみれば当たり前ですよね。起きたくないし、起きなくてもいいってことは、つまり起きる必要がないのでは?(坂口孝則)。
【Q.4】
(前略)たくさんの本を読む技術。本を買う基準。そして、本を扱うやり方など、知りたい(後略)
【A】
マジメに答えます。必要があればたくさん読めますよ。それと、本は気になったらぜんぶ買ってみるので基準がありません。おそらく、書籍代は10倍ていどになって戻ってくるのではないでしょうか。最後の、本の扱い……というのがわかりませんでした。保管方法? であれば、三ランクにわけています。Aは神本として、絶対に捨てませんし裁断もしません(自炊をしません)。Bは通常本として本棚に入れたあと、本棚が満杯になったら自炊に出します。Cはクソ本としてお祓いのあとに捨てます。しかし、面白いのはクソ本でも1ページくらいは役立つところがあるのですよ。だから、その該当ページだけをビリビリと破って保管しています。ところで最近のビジネス本って面白く無いと思いませんか? 私だけかな。それとも私の感性が劣ってきたのかもしれません。最近では「不恰好経営」くらいかなあ……(坂口孝則)。
【Q.5】
(前略)セミナーコンテンツを5時間分もつくる秘訣を教えて下さい。というのも、私はこのメルマガの読者として学んで、それを社内で勉強会として開催しています。それで、人気なので、他のグループ会社でも研修でやってくれという話になりました。でも、一日のコンテンツを作ったことがありません。参考になる考え方、資料、そのたもろもろ何かないでしょうか?(後略)
【A】
社内勉強会として人気、そして他のグループ会社でも開催、素晴らしいご活躍ですね!そして、さらに長時間での勉強会開催、おめでとうございます。「他のグループ会社での研修」であれば、これまでの社内勉強会のコンテンツをまとめて5時間分のコンテンツを作られてはいかがでしょうか。これまでの勉強会での開催実績を生かすのです。これまでのコンテンツをつなぎ合わせる過程では、様々な過不足が目につくことでしょう。「不足」の部分についてのみ、あらたなコンテンツとして構成するのです。
私は、毎月開催している「調達・購買 私塾」の40分/1回を、自分のコンテンツ作成の基準としています。自分の話すスピードから、パワポのシート約15枚が40分の基準です。60分であれば20枚前後。先日行なったセミナーも3時間で約60枚のスライドを作成しました。社内勉強会の開催時間を基準として、ご自身のコンテンツ作りの「型」をベースに、5時間構成のご検討をオススメします。これまで社内勉強会で使用されたコンテンツは、プレゼンテーション(パワーポイントやKEYNOTE)でしょうか。であれば、まず5時間=300分のコンテンツを一つにまとめます。その上ですべてのシートを俯瞰して順序や構成に手を加えます。この作業によって、新たな問題意識と、対応する考え方を加えてゆけば、従来の資料により厚みと奥行きが加わります。
また、頻出のキーワードは、呼称の定義も必要です。「サプライヤー」も、企業によっては「取引先」「業者」「外注」「協力会社」といった様々な呼称が存在します。「今回の講義では」との前提で、頻出キーワードの呼称を決定し、リスナーの円滑な理解へ配慮します。(牧野直哉)。