コンビニで太らないためのカロリー講座(坂口孝則)

・コンビニのカロリー量ベスト3とワースト3

絶対に太らない方法を見つけた。16年前のことだ。

「一日1500~2000キロカロリーのみを摂取すればいい!」。やってみた。そこから16年間、ずっと体重が変わらなかった。高校生のころから買い物のとき、ずっと食品の「エネルギー」箇所を見続けてきた。

しばらくして、岡田斗司夫さんが傑作『いつまでもデブと思うなよ』でレコーディングダイエットを提唱したとき、やはり食事のカロリーに注目すれば良いと合点がいった。やはり、最大のダイエット法は、節度ある食生活だろう。

ところで、最近は、カロリー表示を気にするひとが増えた。どこにでも「低カロリー」の文字が踊っている。コンビニエンスストアでも、商品を裏返しながら、カロリーをチェックするビジネスマンが多い。

では、コンビニで買える食材のなかで、なにがもっともカロリーが高く、なにがもっともカロリーが低いのだろうか。コンビニで販売されている100以上の商品を調べたところ、ベスト3は

「キャノーラ油(9000Kcal)」
「オリーブオイル(2250Kcal)」
「月桂冠 月(1940Kcal)」

だった。完全なゼロカロリー商品を除けば、ワースト3(?)は

「ヘルシア緑茶(14Kcal)」
「フリスクペパーミント(21Kcal)」
「クリスティリキッド(23.4Kcal)」

であり、その差は、100倍以上にも及ぶ。

・コンビニ商品1円あたりのカロリー量ベスト3とワースト3

さらにつっこんで、コンビニ商品のうち、1円で買えるカロリー量を調べてみた。100円で100Kcalなら、100Kcal÷100円で、1円あたり1Kcalというわけだ。さっそくベスト3を見てみると、

「キャノーラ油」:1円あたり31.25Kcal
「オリーブオイル」:1円あたり6.47Kcal
「いかり豆」:1円あたり4.92Kcal

であった。アベノミクスも先行きが怪しい。お金がなければ、油で栄養補給を、とは冗談にもならない。ただ、4位に「ココアシリアル」:1円あたり4.50Kcal、5位「ぶどうパン マーガリンサンド」:1円あたり4.49Kcalと、低価格でそれなりに腹に貯まるものもありそうだ。もちろん、冒頭で書いたとおり、逆にいえば、これらはダイエット観点からはオススメできない。

その次にワースト3を見てみると、

「ヘルシア緑茶」:1円あたり0.07Kcal
「眠眠打破」:1円あたり0.10Kcal
「フリスクペパーミント」:1円あたり0.11Kcal

となった。キャノーラ油と比べると、その差は300倍くらいにも広がる。ベスト3外だけど、意外と1円あたりカロリーが低いのは「ビーフジャーキー」:1円あたり0.30Kcalや、「パイナップル」「マグロ寿司」などがある(両方とも1円あたり0.50Kcalていど)。これまたダイエットの観点からいえば、1円あたりカロリーが低い、ワースト商品を選びたい。

・ダイエッターの苦悩

すごく凡庸な表現だけれど、何を買うかで、そのひとの体型が決まるともいえる。小さな一つひとつの積み重ねが、そのひとの命運すらも左右する。高カロリー品を買うのも、低カロリー品を買うのも、おなじほど簡単だ。
高カロリー食品が瀰漫しているいっぽうで、世間のダイエットブームはとどまるところを知らない。ひとびとは高カロリー食品を摂取しつつ、同時に「巻くだけダイエット」「ロングブレスダイエット」「骨盤枕ダイエット」などに忙しい。某調査によると、ペットも2割強がダイエットを経験している(!)。

もちろん、ダイエットでまとめて体重を落とすのも良いけれど、できれば日々の食生活のなかでカロリーを絞るのも大切だ。

ということは、コンビニでは常に「ヘルシア緑茶」を買えと? たしかに私はそうしている。他の食品も同様に、1円あたりKcalが低いものばかりを買っている。それが贅沢に感じる。簡単なダイエット法は、食品表示を見て1円あたりKcalが1.5円ていどのものを買うことと、あとは食うのを忘れるくらい仕事を詰め込むことだ。

先日、大学時代の知人たちと会ったら、みな太っているので驚いた。「よく太らないな」と訊かれたので、この手法を教えておいた。すると「食事も満足にとれないなんて、人生楽しくないだろ」といわれた。

おそらく、ラクして痩せようとするひとたちがいる限り、ダイエット産業の栄華は続く。

<了>

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