調達担当者のためのネクタイ選定論(坂口孝則)

調達・購買担当者の特徴として、やはり「多くのひとに出会う」というものがあります。また人前に立つ機会も多いはずです。ときには何らかの行事でスピーチをしたり、あるいは挨拶をしたり、といったようなケースもありま
す。

かつて私は絶望的でした。というのも、そういうときに、どういうものを身につけてよいかわからず、就職活動のときに母親に買ってもらったネクタイをつけていたのですから。しかし、ダイエー(もしかしたら西友かもしれま
せんが)などで買ったネクタイは、やはりフォーマルな場ではふさわしくない、とあえていってしまいます。

ちゃんとした場では、どういうネクタイを身につければいいのか。テレビに出ることも多くなったいま、私なりに分析しました。私なりに「このネクタイを買え!」とする三条件があります。

まず一つ目の条件は、被たるみ度です難しくはありません。百貨店などで、ネクタイをぎゅっと握ってください。良い品質のものは、すぐに元に戻り、シワになりません。簡単な見分け方でしょう? 百貨店で、握ると嫌がる店
員がいますが、シルクがちゃんと使われていない証拠です。

次にネクタイの条件としては、裏地です。ネクタイを裏返したときに、表と同じ素材を使っているものはまず間違いありません。「えええー、そういうネクタイなんて見たことないよ」というあなた、もしかしたら、ネクタイの
購入価格帯が低いのではないでしょうか。ネクタイの価格レベルをあげてブランドものをご覧ください。これまた材料をふんだんに使っており、丁寧な仕上がりです。

そして三つ目は、できるだけベタな柄を選ぶことです。なお、一番のベタは、シックな色に、小粒の玉が散らばっているものです。ストライプは、階級を意味しますので、その意味ではベタではありません。可能なだけフォーマルにしたい場合は、小粒柄を勧めます。

好評だったら、スーツなど、他の選定方法もお話ししますね。

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