調達部門改革論(坂口孝則)
はじめに申しておきますと、私がこれから述べる調達部門改革論について実現度は問わないでください。ただ、このところアイディアレベルとして考えていることです。
(1)調達部門分割論
よく設計部門などから「調達部門が望むような働きをしてくれないんだ」と聞きます。そこで、調達部門を二つにわけて、そのサービスレベルを競うのはどうでしょうか。たとえば、設計部門が半導体の使用を検討しているとすれば、第一購買部のA君を指名してもいいし、第二購買部のB君を指名してもいい。製品知識、選定、人間味、価格交渉から納期折衝にいたるまで、A君かB君のどちらかを決めます。社内なのにアウトソーシングのようになるわけです。
年間を通じて多くの指名を得た購買部が人員も増え、ボーナスもあがります。両部は負けないようにスキルを向上させていくのです。そしてしばらく経ったら、解体して、ふたたびランダムに人員をわける仕組みならどうでしょう。
こうすると、仕事は二重化するし、サプライヤも窓口が二つにわかれてややこしいのは間違いありません。しかし、工場のロボット化やRPAの導入などで余剰人員が増えるなか、競争原理を導入するメリットが大きいように思えてなりません。
ところで、文章があまりに長くなってしまいました。続きをここに書きました。
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