誰も語らないGAFAの調達問題(坂口孝則)

GAFAはご存知ですよね。

Google
Amazon
Facebook
Apple

の頭文字です。これにMicrosoftを加えGAFAMと呼ぶ場合もあります。つまりは米国の巨大IT企業、プラットフォームを意味します。このところGAFAを聞かない日はありません。おそらく日本人の誰だって、このGAFAのサービスを使っているでしょう。

このGAFAの力が強すぎるので独占禁止法違反として、企業を分割させようと米国では議論が起きています。しかし、これ奇妙ではありませんか。なぜならば、これまで独占禁止法は彼らの価格が高止まりするので、それを規制の意味があったのです。たとえば市場を独占している企業があるとして、彼らが商品の価格を異常につりあげたら国民は不利益を被ってしまいますよね。

でもGAFAは逆じゃないでしょうか。たとえばAmazonなら会員であれば送料も無料だし、GoogleやFacebookはそもそも無料で使用できます。ここに、これまでと違う傾向を読み取らねばなりません。つまり、米国当局は、GAFAの調達力が強すぎるのを問題視しているのです。これは驚くべきパラダイムシフトです。

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