サプライヤー戦略(6)標準偏差がわからずにリスクはわからない-4

AとBとCを直線で結んでみれば、リターンに見合ったリスクが発生していることに気づくでしょう。「ハイリスク・ハイリターン」と良くいいます。それに対する言葉は、「ローリスク・ローリターン」です。ただ、この二者の違いはさほど大きなものではありません。その二者が直線上に並んでいるのだとしたら、どちらを選択するかは趣味の問題にすぎないからです。それよりも、「ハイリスク・ローリターン」になっている投資案件を避けなければいけません。あるいは、ハイリターンでも、リスクが「超」過大になっているものは注意が必要でしょう。選択するのであれば、損失をもたらしたときも「想定の範囲内」と言い切ることになるはずです。

漠然とした「不安」を「リスク(=標準偏差)」として具体的に把握し、そこからしかるべき行動を取ること――。これが不透明な時代における選択眼だと私は思うのです。

無料で最強の調達・購買教材を提供していますのでご覧ください

あわせて読みたい