サプライヤー戦略(6)標準偏差がわからずにリスクはわからない-3

・リスク度の把握とは、択一問題の選択尺度そのもの

 

調達・購買とは何かの発意にお金を支払い、リターンを得る仕事です。そのお金を支払う対象は、複数の中から一つを選択することがよくあります。ここで、あなたにはリターンという一つの判断軸から、リスク度を考慮した二つの判断軸を得ることになりました。

  • Aという投資対象は、リターンが8%、リスクが4%
  • Bという投資対象は、リターンが10%、リスクが6%
  • Cという投資対象は、リターンが12%、リスクが10%

このようなときに、これまでリターンだけで測っていた優劣に、平面的な尺度を導入することができます。

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