アウトプットは理解して考えて話す

電車に乗っていると、かなり多くの人がスマホを見ています。たまに本や新聞を見ている人を見ると、珍しいなとすら感じるようになりました。

 

スマホでゲームに興じる人を除いて、本や新聞を読んでいる人も含めて、さまざまな情報をインプットしている人が多いのですね。都内で勤務する人にとって、ただでさえ苦痛な通勤時間に、情報収集する姿は称賛に値します。スマホは片手で持ち操作可能な便利な情報ツールです。便利な道具を情報収集に活用し、多くのビジネスパーソンがインプットを行っているのです。

 

多くのビジネスパーソンが情報のインプットを行っているからこそ、ビジネスパーソンにはアウトプットすべきと考えています。せっかくインプットした情報を「そうなんだ~」「へぇ~」と感心するだけ、インプットしただけではもったいないのです。たとえばオススメの本が紹介された情報のアウトプットは購入して読んでみる。ユニークなガジェットを見つけたら買って使ってみるといった行動もアウトプットです。

 

成功や改善の事例を見つけたらやってみる。いきなりやるのはハードルが高いので、やってみたらどうなるか結果を考える。個人レベルの業務効率化のアイデアなら、ぜひやってみるべきですね。実際にやって効果がなければ、あらたな取り組みは継続しません。継続しなかった結果から、どこにムリがあったのか見つけてみる。こんな取り組みは、すべてアウトプットです。

 

また成功や改善の事例を導入したらどうなるかを、同僚に話してみるのもアウトプットです。ビジネスの世界では「アウトプット」を成果として捉える場面があります。しかし本来の意味は入力に呼応した「出力」。情報のインプットに対し内容を深く「理解する」ことも、理解した内容を「考える」ことも、理解して考えた内容を「話す」こともすべてアウトプットと考えられば、できることの広がりを実感できるはずですね。

 

そして私たちにとって多頻度かつ最高のインプットは、サプライヤとのコミュニケーションです。購入対象の情報収集や、営業パーソンやその上位者との交渉も「インプット」です。サプライヤとのやり取りを上司や社内関連部門へ報告を「アウトプット」とすれば、業務や仕事そのものがインプットとアウトプットの連続ですね。当然ながら、費やす時間も多くなります。長時間を費やすなら、そこには工夫や改善の試みによって、より効率的に効果的な取り組みを模索すると、昨日よりも今日がよい日になる可能性が高くなります。

 

情報過多と言われる時代、より有効かつ役立つ情報と求めるより、収集できている情報に対して「アウトプット」の比重を増やす方が有効です。アウトプットのポイントは「理解」して「考え」た内容を身近な人に話すことなのです。

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