赤鉛筆バイヤーから黒鉛筆バイヤーへ

批評をすると一流の人がいます。

誰もが気づかなかったことや、違う側面からの疑問をぶつけて、報告者を疲労困憊させてしまう人です。その批評精神の有効さは私も認めます。

ただ、のちのち気づいたことですが、そのような批評は多くの場合役に立ちません。ほとんどは、大枠で評価できないので細部を批判しているだけです。

バイヤーであっても、サプライヤーに接する方法で二分割できると私は考えています。

・ 赤鉛筆バイヤー
・ 黒鉛筆バイヤー
という分類です。

赤鉛筆バイヤーは他人の書いたものの上であれば、一丁前のコメントができたり、批評することができます。

ですが、真っ白な紙の上に「何か書いてみろ」と言われても何も書くことができません。

黒鉛筆バイヤーは逆に、他人の上に何かを書くということ自体が好きではありません。真っ白な画用紙に、自分の図太い宇でもって自分の意見を書き、自分のストーリーを書き、自分のやり方を創り上げます。

どちらになりたいか、と質問すれば答えは自明でしょう。答えは自明なのですが、それを意識していないとついつい赤鉛筆バイヤーになってしまうので注意が必要です。

これまで前提として疑ってこなかった先代からの手法を覆すことは非常にスリリングな体験です。日本人は、特別な根拠もなくあることを信じて扇動されてしまうことがよくあります。

だから、逆に「それが間違い」で「こっちが正しい」と分かったときも一斉に動き出すというダイナミズムも持ち合わせています。是非、黒鉛筆バイヤーになって人々を扇動しましょう。

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