帰ってきた池田史子の参謀日記201

いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。

先日、東京都現代美術館で「オラファー・エリアソン  ときに川は橋となる」展をみてきました。

オラファー・エリアソン(1967年―)は、デンマーク・コペンハーゲン生まれのアイスランドの芸術家で、現在はベルリン在住です。

人間の知覚を問うインスタレーション作品や、環境問題についてのリサーチやプロジェクトで知られるオラファーですが、今回、二酸化炭素排出抑制のために、作品の多くはベルリンから東京まで航空機を使わず、鉄道と船で運んだのには驚きました。

素晴らしい世界観に引き込まれたのですが、周りにいるのは、友人同士で来ている若い女性ばかり……。何をしているかと言うと、オラファーの作り出す非日常の世界で、ずーっと写真を撮っています。インスタグラムにアップする写真でしょうか。

ある女性は、マスクを外して何枚も写真を撮っていて、さすがに係員から注意されていました。

写真撮影可というのは、宣伝効果もあり、良いとは思うのですが、私には、作品を見ているのか、写真撮影の女の子たちを見ているのか、何だか落ち着かず、不思議な気持ちになります。

まったく別の日(だいぶ前の話しですが)、ホテルでアフターヌーンティーをしに行った時も、盛り付けがとても可愛いくて、美味しそうなスイーツを前に、一切口にせず、2時間くらい写真を撮っている女の子たちには、驚愕しました。何となく気になってしまい、やっぱりアフターヌーンティーに集中できていない私。

私は、紅茶を飲み過ぎて、トイレが近くなっていると言うのに……。女の子たちは、ティーカップにもほとんど手をつけておらず、持つときはポーズのみ(笑)

さて、オラファー展は9月27日(日)までと展示期間が迫っていますが、興味のある方はぜひ。私は現代美術館と、隣の木場公園とその周辺にあるカフェが大好きです。

〇今回のおすすめ
「The Cream of the Crop Coffee」(ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー 清澄白河ファクトリー)

現代美術館へ行ったときに、美味しいコーヒーが飲みたくなったら、是非こちらのお店へ行ってみてください。

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