帰ってきた池田史子の参謀日記51
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
先日、坂口さんの身近なひとが急死しました。本人は非常に動揺していたようです。しかし、それを聞いたのが朝で、そのまま仕事で工場に向かい、さらに、その後に懇親会まで予定されていました。
仕事中は動揺を隠せなかったか、というと、本人曰く「ちょっと元気がなさそうだったけれど、たぶん、そんな様子には見えなかったんじゃないか」ということでした。懇親会の後、すぐさま帰路についたようです。
もちろんその態度は立派かもしれませんが、日本人の男性は、大人になり仕事をすることが、鈍感になることと同じになっている気がします。組織のルールにしたがってそのなかでうまく立ち振る舞うことが良しとされたり、あるいは、無理したりすることが、立派なひとのように思われているのです。
でも、その鈍感さって本当に必要でしょうか。近くのひとが死んだら、そのときは落ち込んでおけばいいんじゃないかと私は思います。