帰ってきた池田史子の参謀日記49
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
みなさんは、自分の悪口がネットに書かれたことがありますか? たぶん、ありませんよね。でも、こういう仕事をしていると。弊社(未来調達研究所)の二人(坂口と牧野)は、よくネットに批判を書かれています。
しかし、面白いのは、坂口さんの反応です。批判を読むと、よく「おお、こういうレベルのひとにも自分の発言が届いたんだな」といっています。書籍のレビューなどで、最低評価だと、普通は落ち込むような気がするのですが、「このていどの理解力のひとにも届いたので、この本は売れている」と、喜んでいます。
たしかに、全員が賛同するようなメルマガや本は、意外に読まれていません。読まれたり、影響があったりするのは、批判が多いケースです。
それにしても、批判が多いほど喜ぶというのは、なんだか奇妙な気がします。通常の心理状態であれば耐えられないでしょう。
坂口さんは、ツイッターでも、フェイスブックでも、ほとんど返信をしません。なぜだろう、と思って聞いたことがあるのですが、「自分が誰かの悪口を書いて、その返事が来なかったら、なんだかシュールじゃないか」といっていました。「反論したくないのですか?」と聞いたら、「自分の発言を理解できないひとが批判するのだから、反論しても理解できるはずはない。だから、反論は無意味である」といっていました。
通常は感情的に反論したくなるものだと思います。しかし、坂口さんは達観しすぎているというか、なんだか人間味がないというか。私は、いつも、結婚相手とか恋愛対象としては選ばなくて良かった、と思います。