調達業務のリスクマネジメント~東日本大震災の教訓 2章(2)-14

二つ目は、復旧の見通しがたたないサプライヤーへの対応です。そのようなサプライヤーへの対処法は、代替サプライヤーから調達することを決定し、具体的な代替サプライヤーの検討を開始します。復旧できないサプライヤーには、代替サプライヤーを探すという自社の意思を伝えます。震災前に良好な関係だったサプライヤーにはとても厳しい話となります。ただし、復旧ができない理由の掌握と、納入再開時期の確認は継続しておこないます。その上で、自社が生き残るために行なう代替サプライヤーの開拓は、バイヤーとしての意思としてぶれることなく、実現へのアクションを着々と進めましょう。

2)納期問題解決のセオリーと現実

バイヤーにとって納期とは、問題が発生しない限り、気に掛けることはありません。ところが、ひとたび問題となれば、納期問題を起こした購入品の価格に関係なく、忌々しい問題としてその対応には多くの時間を要します。普段発生する納期問題は、その多くがサプライヤー側の固有の問題が原因です。材料調達難や労働力不足、設備や生産ラインの変更にまつわる問題が典型的な原因です。このような場合は、納期もさることながら、問題解決後の購入価格へのプラスのインパクトも気がかりです。

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