2章-7:インフラ系調達・購買のコスト分析
その次に実施するのは、優先度分析です。
もちろん、この「製品○○」と9個並んでいますが、それぞれ別々の製品だと思ってください。
これは、取引先と品目の分析を含めたものです。まず横軸をご覧ください。これは、その品目にたいして、このところ、どれだけコスト削減の取り組みをしたかを指します。たとえば、右は頻度「低」を指します。2年間、あるいは3年間に一度もコスト削減施策をおこなわず、またコスト交渉を実施していない場合は、その「低」にあたります。
逆に、むしろ毎年、毎半期に交渉を繰り返していたら、頻度「高」にあたるでしょう。これは、それぞれの品目において、相対的なちがいを明確にします。
そして、次に、縦軸です。市場難易度とは、文字通り、市場においてコスト削減しやすいかどうかの難易度を指します。しかし、これが難しい。どんな品目がコスト削減しやすくて、どんな品目がコスト削減しにくいか、なかなかわかりません。
そこで、使われるのが2つあります。ハーフィンダールインデックスと、自社版ハーフィンダールインデックスです。