3-(1)-2 調達・購買の現状把握
・STEPごとにやるべきこと
<STEP1>
「あるべき調達」までの道のりのことで、「問題解決」が必要になります。
この「あるべき調達」に至っていない場合は、品質のトラブルが多発したり、コストが硬直化し高止まりしていたり、納期・開発遅れが多発しているはずです。まず目の前の問題を解消すべく施策を練りましょう。サプライヤー工場の監査はしっかり行なっているか、サプライヤーと価格交渉をちゃんと実施し、サプライヤー決定のプロセスは整備されているか、納期・開発はスケジュール立てて管理されているか。こういった基本的なことを確認・改善していきます。
<STEP2>
「ありたい調達」までの道のりのことで、「課題達成」が必要になります。
この「ありたい調達」に至りたいときは、「あるべき調達」までは当然クリアしている状態で、コストレベルを業界トップに持っていきたいときです。この場合は、どうしたらその「ありたい調達」に達成できるかという多くの案を考え、どの案が最も早く効率的かどうかを仮説立てることになります。
減だ」と勘違いしてしまう。
これらは全て「あるべき調達に至っていない=問題解決アプローチが必要」なのに、「ありたい調達=課題達成アプローチをとってしまった」ことによる誤りです。もうこの本を読んでしまったあとは、問題と課題を使い分けなければいけません。