3章-4-2<セクション3~②カテゴリごとの具体的な接し方>

・全カテゴリのサプライヤに実施するサプライヤミーティング

さて、さきほど、「関係性が濃い」ことを一つの利点としました。これはサプライヤと自社の密接度があがるほど安定し水準の高い取引が可能となるからです。そこで、「重要サプライヤ」との接し方として、やはり定期的な情報交換=サプライヤミーティングをあげておきます。

ミーティングなんて必要がない、また、人間関係も不要だ、とする意見もあるでしょう。両社がただただプロフェッショナルとして役割を果たせば、それらがなくとも円滑な取引が可能ではないか、と。たしかに、そうかもしれません。ただ経験則としていうのであれば、対面して調達戦略とサプライヤの営業戦略をすりあわせ、両社の軌を一にするのは、相当な効果があると信じています。

したがって、ここから具体的なサプライヤミーティングの方法を説明します。また、重要サプライヤへは、人的リソースをこちらに振り向けてもらったり、シェアをあげたりするのですが、それらも、結局は両社が同じ方向を向いて企業経営をする“結果”ではないかと信じるからでもあります。

さらに、このサプライヤミーティングは、重要サプライヤとのみおこなうわけでもなく、目的におうじて開催するケースもあります。ここではサプライヤミーティングを全カテゴリのサプライヤとの共通施策として最初にあげます。

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