5章-10 モチベーションゼロの仕事術

5.パソコン入力を簡略化しよう

もしGoogle日本語入力をインストールしていない人がいたら、すぐにインストールしたほうがいい。他のGoogleのサービスとおなじく無料でダウンロードできる。このGoogle日本語入力は、文字入力にさいして、ユーザーが入力しようとしている単語を予想し候補をあげてくれるものだ。説明がしにくいものの、一度使えばその便利さから手放せなくなる。

たとえば、「あきもと」と入力すれば、変換候補として「秋元康」さんや「秋元才加」さんの名前がすぐにあがる。さらに素晴らしいのが「103-0011」と郵便番号を入力するだけで「東京都中央区日本橋大伝馬町」と住所に変換してくれることだ。これでこれまで何度の住所入力が簡易化できたかわからない。

また、同時にユーザー辞書登録によって、自分がよく利用する単語を保存しておこう。私は、このユーザー辞書に無数の単語を登録しており、メールなどの文面はこの恩恵にあずかっている。一例では、次のとおりだ。

  • 「ありが」と入力すれば→「ありがとうございます。」「ありがとうございました。」「感謝申し上げます。」「感謝いたします」その他3種類の類似語に変換
  • 「おせわ」と入力すれば→「お世話になります。」「いつもお世話になっております。」その他5種類の類似語に変換
  • 「おてすう」と入力すれば→「お手数おかけしました。」「お手数おかけします。」その他3種類の類似語に変換
  • 「ごきょうじ」と入力すれば→「ご教示願えないでしょうか?」「ご教示いただけると幸甚です。」その他2種類の類似語に変換
  • 「とりいそぎ」と入力すれば→「取り急ぎ一報します。」「取り急ぎメール拝受のご一報まで。」「取り急ぎお礼の一報まで。」その他6種類の類似語に変換
  • 「よろ」と入力すれば→「よろしくお願い申し上げます。」「よろしくお願いします。」その他5種類の類似語に変換

と、もうやめておくが、無数の用語を登録している。コツは「これは今後も使うな」と思った瞬間に登録することだ。当然だが、「ありがとうございます」と入力するためには、17回もキーボードを叩く必要がある。それを「ありが」ですませば5回で済む。笑われるかもしれないけれど、この小さな積み重ねで、大きな差を生むのだ。

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