ぼくはこんなことを調べてきたパート1(坂口孝則)
先日、私は「仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。」なる書籍を発売しました。ぜひ、ご覧ください。この本では、ビジネス上で、実績をあげるために、私がどのように工夫して仕事を行ったか、すべて書きました。
この本は副題を<「計って」「数えて」「記録する」業務分析術>としまして、そのとおり、いかに資料を作ったりプレゼンしたり、交渉したりするかといった業務分析内容を記述しました。
さて、この本の発売記念ということで(笑)、私がさまざまな調査を行ってきたので、次に公開します。ぜひよろしかったら笑ってやってください。
【調査1】想定読者年収別で雑誌の表紙を飾る女性モデルに違いはあるのか
きっかけ:だいぶ前なのですが、日経BPの方から面白い話を聞きました。というのも、アメリカでは、年収の高い女性が読む雑誌が重くて、そうではないほど軽くなるといいます。たとえば、VOGUEなんて立ち読みできないほど重いですし、タブロイド誌はペラペラですよね。そこで、では、雑誌の表紙を飾る女性はどうなのかと思って、日本の女性雑誌を調べました。
結果:そこで過去5年分の雑誌を確認しました。
まず、20代向けの大衆向け:withと、リッチ層向け:25ansで、どれくらい黒髪の女性が登場するかを比べました。この結果、両方とも黒髪は上昇傾向にあります。これが40代向けになると、こうなります。
大衆向け:STORY リッチ層向け:Preciousですが、なるほど、金持ちは常に黒髪イメージなんですね。しかし、通常の大衆は40代くらいから、茶髪比率が高くなってしまうのですね。
それと、おなじく髪の毛の長さも調べました。20代では、どちらもさほど大きな変化は見受けられません。しかし、40代になると、こうなります。
結果が怖かったのですけれど、金持ちはいつもロングヘアーなんですね。その一方で大衆はロングヘアーではなく、ショートカット。40代になると子育てが大変になるし、さほど余裕がないのか。いろいろ考えさせられる内容でした。
【調査2】有名コメンテーターの早口度調査
きっかけ:テレビに出るようになったとき、故・金子哲雄さんから、「関東は15秒で、関西は30秒くらいでコメントしなさい」といわれました。しかしオタクとしての私は、なかなか早口が治らずに苦労しました。それにしても有名なコメンテーターはどれくらい早口なのか。金子さんのいうところの「15秒」で調べてみました。そのひとがずっと話しているところを文字起こしして調べた結果となります。
結果:さっそくご覧ください。
荻上チキ:146文字
古市憲寿:144文字
津田大介:131文字
竹田圭悟:130文字
森永卓郎:125文字
ショーンK:119文字
田原総一朗:118文字
テリー伊藤:111文字
斎藤孝:109文字
池上彰:106文字
飯田泰之:99文字
荒川強啓:90文字
宮崎哲弥:87文字
敬称略ですみません。私の知人である荻上チキさんは、けっこうな早口なんですよね。こう見ると、けっこう面白くて、斎藤孝さんや、池上彰さんという「名コメンテーター」は、100字ちょっとなんですね。そこらへんが一般視聴者には良いんじゃないかって思います。
宮崎哲弥さんは、ちょっとゆっくりすぎるというか、ひねり出すように話すのが魅力的です。私がやったら120文字くらいで、これも、気を抜いたらすぐに140字くらいいっちゃいます。少し抑えねば。
【調査3】与沢翼さんの本に「金」と何回出てきたか
きっかけ:「ネオヒルズ族」として一躍有名になったアノひとです。あまりに「お金!お金!」っていっているイメージが強いですよね。でも、実際にはカネカネっていっているのか。調査することにしました。そこで、与沢さんの著作を買って、ほんとうに「お金」と連呼しているのか調べてみました。
結果:あんまりお金とばかりいっていませんでした。
1位 自分:153回
2位 会社:68回
3位 ビジネス:54回
4位 世界:46回
5位 お金:38回
6位 相手:33回
7位 業界:31回
8位 時代:30回
9位 女性:30回
10位 欲望:30回
ということで、たぶんお金がっていうよりも、「自分!自分!」っていうことなんですね。自己啓発書と同じ構造であるとわかりました。まあ、読者も新手の自己啓発書として読んでいたでしょうね。それにしても、ベスト10を見てみると、きっと中二病というか、面白い人なんだと思いますよ。こいつは。
ところで、私と牧野先生は、与沢翼さんの会社を批判する前に、まずは経験してみよう、ってことで、28万円の情報商材を購入した記憶があります(笑)。えっ? どうだったかって?(笑)。なかなか面白かったんですよ、これが。わはは。
<つづく、かもしれない>