人生の見える化(坂口孝則)

・カイゼン手法の応用的

これから書くことは、実はみなさまの人生に大きなインパクトを与えるのではないか、と思う。もちろん、やっていただければ、ではあるけれど。「人生の見える化」なるものをお話ししたいからだ。

いま、多くのサラリーマンたちが漠然とした不安を抱えて生きている。要するに、人生と仕事が面白くないのだ。どうすればよいか? それは「人生の見える化」によってカイゼンできるのではないか。少なくとも、私はそうやって、徐々にカイゼンしてきた。

極端な話をする。生活は、どうすれば愉しくなるか。三つしかないと思う。

1.やっていることが愉しくて

2.お金がそこそこあって

3.周囲から認められる

これ以外の答えがあるだろうか。ない、とはいわないけれど、かなりの答えにはなっているだろう。そこで、この三つを実現すること、カイゼンしていくことが、その漠然とした不安を消すに役立つはずだ。そして、生きることが愉しくなるに違いない。

私がここで導入したいのが「人生の見える化」、可視化である。生産現場でも、間接業務でも、状況を見える化すれば、人びとの意識が勝手に向上してカイゼンできることが知られている。それを自分の生活に使わないテはない。

・やっていることが愉しくて

そこで、まず「1.やっていることが愉しくて」である。これはどうするか。手帳を活用するのだ。通常の手帳術ではない。まず、私の手帳を見ていただきたい。

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このようにスケジュールを書いている人は多いと思う。何が違うか。出来事を「採点する」のである。1から5点で採点する。5点でも10点でも良い。とにかく、自分の勝手な基準でかまわないので、良かったこと、愉しかったこと、勉強になったこと、なんでもいいから、採点する。

嘘だと思ってもらってもいいから、まず採点してみてほしい。すると、この見える化により、「点数が低いことを避けようと、無意識が勝手に考えだす」のである。あなたの1週間には、点数が低い出来事だけだったかもしれない。そうなると、点数を上げるためにはどうしたら良いか。点数が低いことをできるだけやらなければ良い。そういうカイゼンができるのだ。最初に採点したときのことは忘れられない。「嫌な、点数の低いことばかり」をやっていた。私がいうまでもなく、人生は短い。それならば、点数の高いことだけをするためにはどうしたら良いか。それを考えなければいけない。

・お金がそこそこあって

人生にお金は大切だ。しかし、自分の財産が正確に「~円ある」と1円単位まで答えることのできる人は少ない。「お金持ちになりたい」とみなはいうものの、「では、いくらあれば良いのですか」という質問に答えることのできる人はいない。

そこで、自分の財産も見える化しておく。私が勧めているのは、「moneylook」というソフトだ。セキュリティもしっかりしているし、無料だ。これをダウンロードして、日々自分の財産を確認する。著作権の関係もあって画像を載せることはできない。けれど、日々の自分の資産が一発で確認できる。

これを眺めていると、いかに自分の資産が日々減っているかがわかり、驚愕するほどだ。まず正確に自分の資産状況を確認し、そのうえで「いくら必要か」を計算する。

さて、そのとき、自分がいくらくらいの資産を形成すれば良いのだろうか。私は、単純な式をお伝えしている。

・期待資産額=年齢×年収/10

である。年収500万円の30歳の人がいたとしよう。すると、30×500÷10だから、1500万円である。かなり、貯蓄優等生のハードルは高いことになる。しかし、これも冷静に自分の資産状況を確認し、着実な計画を練ることからはじまるのである。

・周囲から認められる

では、最後の周囲から認められるためにはどうしたら良いのだろう。これは、「なにより、最初に自分から周囲を認める」ことから始める。具体的には、自分のもっとも身近な人を認めることからやってみよう。

これは、本「雨が降ってもよろこぼう!」からの受け売りだけれど、「パートナーのいいところを50列記して、渡しておく」という手段が有効だ。恥ずかしいけれど、いっておこう。実は私もパートナーに50個のいいところ、を書いて渡した。相手の驚きようといったら(笑)。

やっていただければわかるけれど、50個も書くのは難しい。ただし、そうやって「承認」を見える化しておくと、すごく良い。しかも、相手からも(50個とはいかなくても、10個くらいの)いいところを教えてもらうことができるだろう。それを手帳に貼っておけば、「自分にはどんなことがあっても認めてくれる人がいる」と再認識することができる。これは著作権は私にあるけれど、あまりにも恥ずかしいので貼り付けない。エクセルで作成して、印刷して渡した。

「とにかく明るい」「料理がうまい」とかである。ああ、やっぱり恥ずかしい(笑)。しかし、それでもこの見える化の威力は最高だった。私はこのコラムの最初で、

1.やっていることが愉しくて

2.お金がそこそこあって

3.周囲から認められる

をあげた。私の方法だけが万全という意味ではない。ただ、これまで見える化できなかったことも、やってみればできる。そして、やったら効果がある。これをお伝えしたかった。特に1.と3.はオススメする。人生の見える化は、きっとあなたに大きな変化をもたらすはずである(経験談)。

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