成功する調達・購買担当者について
成功しているひとを見ていると、共通点は「常識人である」こと。性格がヘンなひとは、多くの場合、成功していません。「常識人である」そして「素直」とはどういうことか。たとえば、自分より年下の人の話をちゃんと聞く。バカにせず、学ぶ対象として考える。加齢するほど難しいものの、すべてから学習しようとする姿勢が必要のようです。
くわえて、何でもかんでも批判するひとは成功しないようです。
なぜか? そもそも、身の回りに起こる事象とは自分の責任だからです。繰り返します。事象はすべて「自分の責任」です。くだらない上司がいる。くだらない同僚がいる。でも、その会社を選んだのは誰でしょうか? どんなところで、何が起こっても、すべて自分のせいなのです。少なくとも、そう考えた瞬間に変わります。
何か苦情を言う前に、実行する必要があります。文句よりも、自分が変化を起こしていないことを恥じねばなりません。「できない」理由は誰も知りたくないのです。「できる」方法を知りたい。「なぜつまらないのだろう」ではなく「どうしたら面白くなるのだろう」と自らに質問し、行動によってその答えを見つけねばなりません。
調達・購買担当者は、よく「社内関係部門が動かない」「サプライヤが言うことを聞かない」と、つねに外部に責任を転嫁しがちです。それならば、いっそのこと「他人が動かないのは、自分自身に魅力がない」からだと考えてみたらどうでしょうか? いや、実際のところ、ほんとうにそうではないでしょうか? その真実を見つめることが怖いのではないでしょうか?
成功したひとは運が良かった? もちろん、それもあるでしょう。しかし、この運とは、端的にいえば「たまたま」のことです。とするならば、その「たまたま」を引き寄せるためには場数が必要です。とりあえず行動してみて、そのなかから「たまたま」にぶつかるしかないのです。
「道路に出なければ、自己にすら遭えない」のです。
とりあえず、すべてを自責だと考え、そして、とにかく行動し続けてみませんか?
行動すれば成功する。そう考えた瞬間に、何か世界が輝く気がします。美しく、そして、公平な世界が。
「道路に出なければ、自己にすら遭えない」
これを読んでいるみなさんと、これからも走り続けることを目指します。