6-(2)-1 開発購買をいかに進めるか<基礎知識>

開発購買とは、製品の開発設計段階から調達・購買部門が参加し、魅力ある製品作りと目標原価達成に向けた活動を行うことです。

これまでの調達・購買部門は、設計部門が決定した仕様に対して、いかに安価に調達するかを考えることが大半でした。しかし、相見積りやリバースオークションなどのコスト低減手法はあるものの、原価の80%ほどは仕様構想時点で決まってしまうことがほとんどです。

それに対して開発購買の活動では、調達・購買部門のアイディアや知識を注入することによって、初期段階から最適な仕様を実現してゆきます。

もちろん、そこでは設計部門やサプライヤーとの連携が必須であり、①設計領域・技術動向に詳しいこと ②サプライヤー(市場)動向に詳しいこと ③競合他社の動向に詳しいこと が求められます。

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