5-(3)-4 決算書を読みこなす「雑感」
決算書などほとんど読めずに、それでいてバイヤーという業務を20年ほど続けても「なんの支障もない」と言い切る人もいます。これだからバイヤーとは本当に面白い職種です。
たいていの調達・購買部門では、最初にバイヤーに担当させるのは経営的に優良企業、ベテランの担当するところが経営的に問題を抱えた企業とされます。なるほど、優良企業ばかり相手にしていたら、決算書を気にする必要もなかったかもしれません。
ただ、私は「超問題企業」を若手が担当することを勧めます。問題が降りかかる中には、発見と学習の機会に溢れているからです。