3-(6)-1 サプライヤー「協力会」<背景・基礎知識>

サプライヤー協力会とは、特定企業に納入するサプライヤーを構成員とする任意団体のことです。バイヤー企業と協力会は、コミュニケーションを密にすることにより共栄と持続的な発展を目指してゆきます。

有名なところでは、トヨタ自動車の持つ二つの協力会である、協豊会(部品サプライヤー)・栄豊会(設備・物流サプライヤー)や松下電器の協栄会などがあります。

かつては、日本企業の閉鎖的取引関係の象徴と思われてきたこの協力会ですが、近年は動きが二分化してきました。

世界的な競争が激化する中、多くの企業は協力会を中心とするサプライヤー構成から、よりオープンな調達構造へと変換しています。持ちつ持たれつの関係を脱却し、積極的に協力会外・系列外のサプライヤーとの取引を拡大しています。

一方でトヨタ自動車は、グローバルな拡大においては、自社のことを知りぬき長期的なパートナーシップを持ったサプライヤーが重要度を増すとして、むしろ協力会との関係強化に乗り出しています。自動車産業の場合、各社に特有な開発システムをサプライヤーが熟知している必要があり、系列強化の方に動く方が得策と考えたわけです。

かつては、企業のトップ同士が「勉強会」と称した宴会やゴルフを繰り返していた協力会活動も近年はより戦略的な思考が求められています。

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