先週の調達・購買担当者が見るべきニュース(2月10日(土)~2月16日(金))
●企業行動リセット必至――物価・賃金「上がる」を前提に(伊藤元重のエコノウオッチ)
日本のインフレが、外国為替/輸入品主導から、内需主導への転換される端境期にあるとの記事。給料が上がった分を顧客への転嫁について「賃上げコストを価格に転嫁するという単純な手法が通用するとも思えない」と書かれているのが救い。モノやサービスの提供者であれば、顧客への納得を得るべきであり、従来と同じ付加価値であれば、顧客への不満が残る可能性が高い。調達・購買部門/バイヤは、ただ値上げ要求があった/無かった、認めた/認めなかったではなく、提供内容の評価を少しメッシュ細かくおこなうべきであろう。
●海上輸送、世界でリスク マラッカ海峡「重要性増す」、商船三井・池田会長、日本、周辺国から信頼厚く
まさにサプライチェーンが広がっている事実の証左。不安定感が高まり、不透明感が増すと、陸だけではなく、会場にも影響が及ぶ。日本にとっても重要性が高い海上航路だが「マラッカ海峡」といった言葉が新聞紙上に登場する機会は少ない。特にエネルギー関連では静かで穏やかな注目を続けたい
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