私の人生が変わった話(坂口孝則)
みなさん、リュック・ボードワン博士ってご存知ですか? いえいえ、ご存じなくてもかまいません。このひと、私の人生を変えました。絶対に眠らせる方法を見つけたひとです。
その前にちょっと説明させてください。私と仕事をしたひとから「あなた(坂口)は、すごい時間にメールしてきますね」といわれます。深夜2時とか3時、4時のことが多いからです。理由は単純です。「心配事が多くて眠られないから」ですよ。
しかし、誰も知るとおり、適切な睡眠時間は必須です。ただ、わかっていても、眠られない。また「いつでも眠れたらいいな」と思いませんか。調達・購買業務だろうが、なんのお仕事だろうが、パフォーマンスを発揮するためには、睡眠が不可欠です。
リュック・ボードワン博士が提唱する方法を、書籍で読みました。実際に試してみると、なんと、これまでの方法とは違って、すぐに眠れました。
方法はこうです。まず、英単語を一つ想像してください。たとえば、「drink」にしましょうか。ベッドで横になりながら、まず「d」からはじまる違う英単語を探します。できるだけ「drink=飲み物」とは関係のないものにしてください。「dot」とかね。
それで、「d」の単語を考えて、思いつかなくなったら、「drink」の次である「r」に移行し、おなじことを繰り返します。きっと最後の「k」にいたる前に眠ってしまいます。
なぜでしょうか。わかりません。ただ、眠れなくなる場合は、悩みと悩み、考え事と考え事が連鎖してしまうからです。意味と意味が重なり合い、そして、眠れないほど昂奮してしまう。
それにたいして強制的に、「無意味」に没頭することで、いつの間にか眠ってしまう、というわけです。お試しください。とくに、ある種、病気になるほど苦しんでいる方、つまり私のようなひと、には朗報かと思います。
それにしても、少しノウハウを知るだけで人生って改善するのですね。また、こんなノウハウを探したいと思います。