調達コスト決定戦略(8).CVP分析は調達・購買の必要性を抉り取る-2
そして、これを図にしてみました。
こう見ると、どの要素を改善すると利益に貢献するかどうかが一目瞭然です。
もしこれをサプライヤーではなく、自社だとするとどうなるか。売上を20%上げようと血眼になってもよいでしょう。たしかにそうすると利益は2,715.88百万円もアップします。ただ、それよりも調達・購買が関わる変動費を改善し、もし変動費率を20%下げることができたなら、利益は14,484.12百万円もアップします。
まさに、この例の場合は、調達・購買部門の必要性を抉り出す結果になるのです。