調達コスト決定戦略(8).CVP分析は調達・購買の必要性を抉り取る-1
・CVP分析に魅せられて
さきほどのCVP分析の話をもうちょっと続けましょう。
総コスト線として与えられた式は、y = 0.8421x + 9578.8 というものでした。現在、1Qから4Qまでを合計した、総売上高は86,000百万円です。
ではここで、売上高の変化、変動費の変化、固定費の変化が、それぞれ最終的な利益にどれほどの影響を与えるかというシミュレーションをやってみましょう。±20%の変動はどのような変化をもたらすでしょうか。
ためしにエクセルで計算してみてください。結果は次の通りです。
- 売上高+20%時:利益は2,715.88百万円アップ
- 売上高▲20%時:利益は2,715.88百万円ダウン
- 変動費率+20%時:利益は14,484.12百万円ダウン
- 変動費率▲20%時:利益は14,484.12百万円アップ
- 固定費+20%時:利益は1,915.76百万円ダウン
- 固定費▲20%時:利益は1,915.76百万円アップ
表にしてみましょう。