サプライヤとのちょっと不安定な関係

サプライヤとの理想的な関係ってなんだろうといつも考えている。過去は、信頼関係をベースにしながらも、盤石でなく少し不安定なほうが良いと思っていた。

不安定な部分は少しで良い。余り多すぎると信頼関係ができないから。バイヤは少しの不安定さを作り出すのが仕事くらいに言っても良い。ちなみに発注企業と受注企業の信頼関係のベースとなるのは、仕事を切らさない、継続的な発注。継続的な仕事の中で、以下にちょっと緊張感を生む「不安定さ」を演出できるかどうかだ。

不安定な部分があれば、双方に良好な関係を維持しようと気持ちが生まれる。安定させるために停滞はない。少しでもよりよい関係を見いだすには、すこし不安定で心配な部分効果的と思うのである。これは競合状態におかれた複数のサプライヤーとの関係構築で有効だと思う。競合メーカーの存在は、存在そのものが不安定要素となる。

一方、固有の技術・ノウハウを持ったサプライヤは不安定要素をバイヤー自ら取り除く努力が必要。でないと、サプライヤが離れていってしまう。サプライヤが自社から離れてしまうほどの不安定さはマズい。自社の事業に欠かせない製品であれば尚更である。

サプライヤとの理想的な関係もいろいろだ、まだ模索を続けている。

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