サプライヤー戦略(10)競合はほんとうに正なのか-4

・サプライヤー戦略と正しいRFQとは何か

 

サプライヤー戦略を「自社の価格を低減し、全体の利益を最大化するようなサプライヤーの組み合わせ」と置き換えてみます。そこには、自社優先という考えはなく、やみくもな競合の実施という考えもありません。理論的な考えをベースに適切な配置を考え抜くことです。もし、サプライヤーから出された見積りに誤りや意図的なコスト高が散見されるのであれば、それは慧眼とともに見透かし適切な査定を繰り返し、相手を説得すること。査定とはバイヤーからのメッセージにほかなりません。そのような地道な活動や努力、執拗さ抜きには、「サプライヤーとの利益共創」などという理念が達成できるとは、私にはとうてい思えないのです。

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