サプライヤー戦略(5)統計学の基礎が導く新たな世界-6

繰り返します。投資案件の月次リターンを見ただけでは、その平均値しかわかりません。しかし、標準偏差を求めることによって、「普通に起きる」変動について理解することができます。範囲を95%まで広げたければ、その標準偏差を倍にすればよいのです。

これは、なかなか興味深いことではないでしょうか。あなたは、標準偏差を知っただけで、預言者となることができるのです。普通に起こりえる数値を具体的に知ることができ、その可能性もあなたは知ることになります。しかも、それはやり方さえ知ってしまえば誰にとっても簡単なことです。

さらに、より簡単に標準偏差を求める方法について説明しましょう。それは、エクセルの「データ分析」機能を使うことです。「データ分析」から「基本統計量」を選択します。そこで、「入力範囲」を設定することになりますから、例示した月次のリターンを選択してみてください。すると、一瞬で標準偏差を導いてくれます。当然結果は同じ0.8580%が出てくるはずです。このように、エクセルとは単なる価格の計算や関数をいじりまわすだけのものではなく、あなたを預言者にしてくれる道具でもあります。

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