サプライヤー戦略(4)この投資は認めるべきか-4

IRRは複数の投資案件を評価する際に役立ちます。IRRが高い方が一般的には優れているからです。「一般的には」といったのは、ここで注意しなければならないことがあるからです。IRRは「率」であるのに対して、正味現在価値は「額」を指します。多くの例では、IRRに優れている案件は、正味現在価値も優れているものです。ただし、IRRは優れているが正味現在価値に劣るA案と、IRRは劣っているが正味現在価値に優れるB案が存在するとしたら、私たちはB案を選択せねばなりません。

率が劣っていても、私たちは利益「額」を最大化する選択をせねばならないのです。

無料で最強の調達・購買教材を提供していますのでご覧ください

あわせて読みたい