サプライヤー戦略(3)1万円は同じ1万円ではありえない-4

調達・購買部門は、ある年に1万円で買っていたものを、3%のコスト低減ノルマがあれば翌年には9,700円で調達することに努めます。さらに、翌々年には9,409円で調達できるように努めるでしょう。ここでも、同じ複利の計算が顔を出します。毎年定額をコスト低減するのではなく、定「率」を下げていくわけです。

各調達・購買部門が、どこまで意図的に「率」を目標として設定しているかはわかりません。ただ、率で設定することは理にかなっているということができます。企業活動は常に複利をベースにしているからです。

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