サプライヤー戦略(3)1万円は同じ1万円ではありえない-3

・なぜ調達・購買部門は毎年かけ算的なコスト低減が必要なのか

 

ここで、さきほどの例をもう一度考えてみましょう。1万円は、翌年には利率3%がかかって1万300円になりました。翌々年にはその1万300円に利率3%がさらにかかり、1万609円になったということを、です。

お金が増え続けることは説明しました。しかし、これがなぜ複利計算でなければいけないのか。利率が3%であれば元々の1万円に3%をかけた300円ずつが毎年増えるだけではないのか。そう疑問を持ってほしいのです。

それは、簡単なビジネスのモデルを考えてみるとわかります。最初は元手が1万円とします。それを使って、1年で300円を儲けました。すると、元手は1万300円になっています。その翌年は、その300円も利用してさらに新しいビジネスに費やすわけです。1万円の3%を増やしたということは、その300円分も3%を増やすことが求められます。だから、3%増えていくのは、1万円のままではありません。雪ダルマ式のように、複利計算を使ってお金は増えていくのです。

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