新型コロナウイルスから心を守る手段
先日、ある取り組みに挑戦しました。しっかりとした成果を出せるかどうか、わからないままに「とりあえずやってみるか」と見切り発車の形での挑戦です。私の知識が不足しており、一緒に取り組んだ相手に手取り足取り、教えてもらいながら、なんとか第一関門を突破できました。まだ成功できるかどうかはわかりません。しかし私には大きな学びがありました。
私がやったことは現時点で、どうしても必要な取り組みではありませんでした。それでも芽が出て大きく育ち花開く未来を期待しています。期待を現実化するためにもこれからいろいろ取り組みが必要です。私は取り組みながらある実感をもっていました。これは不要不急の取り組みなのです。
「不要不急」を広辞苑で調べるとこんな説明がありました。「どうしても必要というわけでもなく、急いでする必要もないこと」たしかに漢字の意味通り、多くの人が理解しているとおりの説明。昨年来「不要不急」にまつわるあらゆる行動に、強制的ではないにしろ制限がかかっています。私の取り組みはネット環境の下、外出することなく対処できました。今制限している「不要不急」な行動とは少し違うかもしれません。でも私が思いおよばなかった仕組みや、相手の対処、私にはまったく想定外のリソースを活用した取り組みに、少し度肝を抜かれたのです。
ふだんの生活で不要不急な行動を制限しているからでしょう。新たな世界を垣間見た経験に、ワクワクしながら対処できました。新型コロナウイルス流行して以降、久々に興奮しながら取り組んでいました。リアルな行動は制限を受けても、ネットを使うだけでこんなおもしろい経験ができるのだと目からウロコの思いでした。
相変わらず猛威をふるっている新型コロナウイルスの流行が奪ったのは、健康な人の不要不急な行動です。会社に行くことすらテレワークによって制限の受け、生活必需品も通販で購入できる今の時代、私たちに残された行動は、すべて不要不急だと言えます。新型コロナウイルス流行は、まだまだ長期化する様相を呈しています。不要不急でない行動は、どんどん感染リスクを下げる代替行動に移行すべきです。不要不急な行動も、制限だけではなく代替行動の模索が必要です。1年以上の長きにわたって私たちの精神と心をむしばむ事態こそ、今もっとも対処すべきではないかと思いました。もちろん不要不急な代替行動の結果、第三者に迷惑をかける事態は避ける必要があります。それほど多くの選択肢はないかもしれません。でもこんな時代でも可能な不要不急の取り組みを探したいと思ったのです。イベントでもやってアイデアを持ち寄ってみようかな?