ケーススタディの可能性

以前、開催した日本の調達部会合で、御参加の皆さんは、いくつかの講演とともに発注するサプライヤを選定するケーススタディに取り組み、積極的に意見交換され発注先を決定していました。

 

ケーススタディは、まずA4 2枚のケースをお読みいただき、まず発注するサプライヤに目星をつけ、周囲の方と意見交換して、最終的な発注先を選定しました。この進行の狙いは、まず自分の意志でサプライヤ選定し、意見交換によって決定内容が影響を受けるかどうかでした。

 

意見交換は、意見によって発注するサプライヤを変更した方だけではなく、当初決定したサプライヤを変更しなかった方にもメリットがあります。前者は自分とは異なる視点や考え方を取り入れ、柔軟に変更してよりよい発注先の選定ができたこと。後者は意見交換を経ても変更する必要がなかった自分の意志決定への確信が高まったことです。皆様からのコメントにも、意見交換によるメリットを指摘する声が多数ありました。

 

配布したケーススタディにも明記しましたが、ケーススタディに正しい答えはありません。今回のケースでは、なぜサプライヤを選定したのか。理由であり根拠が重要です。理由や根拠は人それぞれの視点も異なるし、同じ視点でも捉え方が違います。出席者の感想では、そういった「違い」に学んだ意見が多く寄せられました。まさにケーススタディの効果です。

 

せっかくのケーススタディなので、会社の同僚の皆さんと取り組んでみてはいかがでしょうか。同じ会社に勤務する共通点があったとしても、異なる意見がうまれるはずです。そういったさまざまな意見をベースに自分の判断能力を高めていく。今回イベントで行った取り組みは、皆さんの職場でも簡単に実現できます。「おもしろかった!=ケーススタディの可能性」を会社でも共有していただきたいと心から願っています。

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