購買用語辞典
＝＝「営業マン（えいぎょうまん）」＝＝
自己の利益を最大化することが唯一の目的であるにも関わらず客先では「赤字で売っている」ということを必要以上に主張せねばならない不思議な人種。受注が決まったら、それ以上1円も値引きしない、ということは卑劣でも卑怯でもなく、その習性を考えれば当然のことである。仕事の割合は、条理3割、不条理7割でありときとして必要以上に評価される。情報革命と技術革新に乗り遅れた場合は、10年後に間違いなく価値のない人種となる。
＝＝「バイヤー（ばいやー）」＝＝
自己が何も動かなくても仕事が降ってくる稀有な業種。ゆえに、その状況が恒常化した場合は、変化を特に嫌う。「色々事情があって」とか「色々難しいことがある」とか、「色々」という言葉を使用する頻度が高いときはバイヤーと思って間違いがない。あるいは「理屈通りにいくことは少ないんだよね」という発言もこの業種に頻繁に見られる。
＝＝「パソコンスキル（ぱそこんすきる）」＝＝
パソコンが得意な人は、「パソコンできないと生き残れない」という。パソコンが苦手な人は、「パソコンなんていらない」という。おそらく両者とも手段が自己目的化していることはかなり似通っている。大事なのは、その手段で何を達するかである。まずは手法を確立して、そのあとに目的を考えるということはハコモノ行政となんら変わることはない。
