帰ってきた池田史子の参謀日記40
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
坂口さんは、一年に一つ趣味を増やしています。興味のあるセミナーなどにも、時間さえ合えば、すぐに申し込みます。
私も坂口さんを見習って、一ヶ月にだいたい一つ、新しいことを学びに行っています。そのとき大事にしているのは、自分の直感です。行きたいと思ったら、金額を気にせず(多少は気にするのですが)参加することです。
父からは、お金にならないから習い事はやめろ、と中学生くらいの時に全ての習い事をやめさせられました。母は、習っておけばきっと何かの役に立つといつも言っていたのですが……。
今は、本を読むことしか趣味のない父は、とても人生が楽しそうには見えませんが、父にバカにされながらもコツコツと自分の趣味を続け友人がたくさんいる母は、毎日がとても充実していて、幸せそうです。
そんな母が小さい頃から習わせてくれたピアノを、もう少ししたら再開したいと思っています。
偶然にも坂口さんもピアノを習おうかな、って言っていました。今日もグレン・グールドの話で盛り上がりました。『バッハからブーレーズへ グレン・グールド著作集』という本を薦めてくれたのですが、 グレン・グールドはピアノが素晴らしいだけではなく、エッセイも書ける人だなんて知りませんでした。
なぜだか、親が楽しそうに趣味をしている人は、親についてとても明るく話しますが、趣味がない親のことは、暗く話します。私も子どもが、明るく親のことを語れるくらい、楽しく趣味を増やしていきたいと思います。